備 忘 録

しょうもない雑記

東京哀歌が好きすぎる話

 

5周年の武道館ライブを酒(芋焼酎ソーダ割り)呑みながら見てたら、東京哀歌(とうきょうえれじー)で泣けてきたので、私が東京哀歌を好きな話を書いてみる。

 

(東京哀歌がよくて泣いてるのか、酒呑んで泣いてるのかはツッコまず優しく見守ってほしい 笑)

 

flumpoolのセカンドフルアルバムFantasia Life of Stripeに収録された東京哀歌。

 

flumpoolデビューから2年と数ヶ月の2011年に発売されたこの曲には夢を追いかけ上京した彼らのその時のリアルが込められていると思う。

 

もはや、それだけでグッとくる。

flumpoolはストーリー性のあるバンドだと思うからこそ、彼らのストーリーとこの歌詞は発売から9年経った今でも響く。

 

そんな東京哀歌の歌詞について、私なりの解釈と鑑賞文を書いてみる。

 

ある日の朝、東京という街に出てきたんだ

真新しいトランクに溢れるほど詰め込んだ夢

 

きっと誰もがいっぱいの期待や夢を抱いて上京する。

解散寸前状態で最後のチャンスと望んだライブでデビューへの切符をつかみ取り、夜行バスで4人で出てきた彼らもそんな気持ちでいっぱいだったのだろう。

 

 

上京すれば夢見てきたはずの先人たちが冷たい街だなんて皮肉っている

なんて恩知らずな

そう思い同じように暮らしてみりゃ目も当てられない状態なのさ

 

夢を追いかけ、地元を離れた人間には共感できる歌詞だと思う。

期待いっぱいのはずが、しばらく経つと思い描いた未来とは違う現実。

たいてい夢は一筋縄では叶わないし、理想と現実は違う

 

夢中で追いかけた怖いもんなどなかった

あの頃の僕はただ空高く飛べる気がしてた

夢に破れては帰りたくなるとき故郷に焦がれるなんて虫がよすぎるかな「東京」

 

地元で夢を追いかけている方が、現実味を帯びてないからこそどこまでもいけそうで何者にでもなれそうな気がする。

そんな時を振り返ると地元が恋しくなる

 

一番の歌詞はわりと上京あるあるで誰もが経験する挫折を普遍的に描いている、この歌詞だけでも共感しすぎて、私はこの曲で何度も泣いてる。

 

残業終わって一人暮らしの家に帰る帰り道、シャッフルで流れてきたら泣くから気をつけてほしい(経験済)

 

 

それでは、私がライブで必ず泣くと言ってもいい二番の話をしよう。

 

念願だったこの街で暮らして早や2年が過ぎ

本来いるべきポジションにはいないとぼやく僕だけど

それはそれでね愛しくもあって不思議たと結果オーライ

 

いい!めちゃめちゃいい歌詞!

まさに書いた当時の2年が経ったころ。

ここでこの歌詞とflumpoolが重なる。

 

flumpoolはデビューしてすぐに武道館公演を成功させたり、紅白出場を果たしたり、バンドとしては成功しているように見える。

 

しかし、彼らが描いていたバンドの成功はライブハウスから始まり少しずつ着実に実力と人気をつけてスターダムに駆け上がることだったと以前どこかで隆太くんが話していた。

 

周りからは成功に見えるそれは本人にとっては挫折や複雑な感情を抱えていることもある。

 

きっと真面目なflumpoolのことだ

みんながみんなモヤモヤするところはあったのかもしれない。

 

でもそれでも愛しいと言えていることに、ファンとしては当時嬉しかったのを覚えている。

 

当時だけでなく毎回「愛しくもあって不思議と結果オーライ」のフレーズを聴く度に、flumpoolflumpoolを肯定してくれる嬉しさを感じる。

 

この間のツアーで隆太くんが「2年」を「10年」に変えて歌ったっていた時には涙腺崩壊した。

 

10年経って、色々あったし、理想とは違ったりする事もいっぱいあっただろうけど、それでもflumpoolflumpoolを肯定してくれている。

 

ファンとしてこんな嬉しいことあるかなってぐらい嬉しくて泣いた。

 

友に恵まれ愛する時間も増えた

それと同時にね

孤独に暮れる日もあって

挫折を知っては人の痛みを知る

それでも地に足つけて歩む

街を今日も一人

 

上京したこと自体は、前の歌詞で結果オーライだったと言いながら、現実にはやっぱり孤独感のも襲われるのが山村隆太って感じですごくいい

 

そして、ここからのラストが本当に泣ける

 

大切にしてた夢いつからか

嗚呼、僕はおざなりにして

逃げ出したいのか、踏ん張りたいのかもね

時々わからなくなる

そんな時、また空を見上げ

夢中で追いかけた怖いもんなどなかった

才能も強さなんかも初めからありもしなかった?

辻褄合わせも正当化もせずに今日も夢を見ていいかな?

どう思う?「東京」

 

全部マーカー引いてほしいぐらい好き

 

こんな真っ直ぐに胸の葛藤が描かれていて、私達大勢のファンの前に立って夢を叶えているように見えるflumpoolにもどうしたいかわからなくなるぐらい迷うことだってあるのだ。

 

そして、自分たちの歌詞、曲でデビューを飾れなかった彼らが「才能も強さもなかった?」と問うのである。

 

そんなわけないんだけど、すごくリアル。

 

それでも、そんなことを考えるより、夢を見て前に進むのよ…

 

はあああぁぁぁぁ!

めちゃめちゃいい歌詞だ!天才だろ!

 

東京哀歌は夢を追いかけ、挫折したりしながら進む人たちには自分の人生も重なったりする本当にいい曲なので、是非ともフルで聴いてほしい。

 

(酔った状態で書いてるから支離滅裂かもだけど勢いでアップしよう 笑)